FC2ブログ

ぢごく猫、アビ介のこと(その2)

 週末になっても、週が明けても、1週間たっても飼主は現れなかった…。隣の区の警察署や保険所にも連絡してみたが、やはり飼主からの問い合わせはなかった。
 アビは捨てられたのだ、と確信した。その後ご近所の方から、私がアビを保護する数日前からこの辺りをウロウロしていたという目撃情報も出てきた。本当に野良アビだったのね。
 選択を迫られた。①改めて警察署に連れて行く。でもそうしたら、1週間警察で保護した後、保険所に連れて行かれる。そこでさらに1週間。そしてジ・エンド。この案は当然却下である。②新しい飼主を探す。これはきっとすぐに見つかるだろう。獣医さんも認める「アビシニアン」だし、性格もよさそうなので、大丈夫(…とそのときは思ってたのね。とんでもない勘違いでしたわ)。
 ところが、ネコが大嫌いな父が第三案を出してきた。曰く、「この子はもううちの子や」。父がアビに落とされた瞬間でありました。そういえばアビは保護してからの1週間、父にべったり甘えまくっておりました。足にすりより、おなかの上で眠り、ゴロゴロ、グルグル…。目を細めてアタマを父の胸に押し付け、おっぱいフミフミ運動までして見せておりました。今思えばアレは確信犯だったのだなぁ。
 ハンナはすぐにアビに慣れた。だからアビもハンナに慣れるのは早かった。そして、とりアタマはネコ好き。問題は父だけだった。アビをこれを鋭く見抜き、全力で父を落としにかかったのだ。完全にアビの作戦勝ちである。かくして、野良アビは「アビ介」になり、とりアタマ家の一員となった。


父攻略中のアビ介。翻弄される自称「ネコ嫌い」の父。
kouryaku

 しかし、父よ。われわれはちょっと早まったのかもしんないね。
 その後とりアタマ家に吹き荒れる後悔の嵐。
  「ねこをかぶる」ってそういうことなのかぁ。
  「化けの皮がはがれる」の「化け」って絶対「化け猫」のことだよね。
 だいたいね、初めての家に入り、同じ部屋にでっかい犬がいるというのに、たった30分ほどで犬のすぐ脇にあるソファで爆睡できるネコって、そーとー図太い。何であのとき気が付かなかったのか…。アビ介は「ぢごく猫」だったのだ。


「ぢごく猫」
digokuneko


ぢごく猫  生息地:世界各地
       毛の色:いろいろ
       性質: 気が荒い。図太い。勝手。
       しつけ:しようと思うな。まず、身を守ることを考えよ。
       特徴:目つきが悪い。日本では主に関西弁をしゃべる。
          牙と爪に毒があると思われる。
          でもときどきかわいい、かも。

スポンサーサイト
Secret

カレンダー

07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

プロフィール

神戸の東端、六甲山のふもとに在住。なんにでも興味を持つ多趣味人間。でも、大成はしないタイプ。だってとりアタマだから。

TOMA

Author:TOMA
ハンナ:
骨肉種を患い先に虹の橋に行っちゃった、とりアタマの最愛のパートナー。人語を解する、ゴールデンの女の子。享年13歳と8ヵ月。

アビ介:
元野良のアビシニアン。とりアタマ家の駐車場で保護されてそのまま居つき、今ではとりアタマんちを完全に支配下におさめている。凶暴、凶悪。あだ名は「ぢごく猫」。2012年12月故郷のぢごくへ帰る。

フラン:
里親募集で縁があり、とりアタマ家にやってきたゴールデン。笑顔がステキな女の子だが、中身がおっさんといううわさも。性格は明るく、能天気。オツムが少しアレか。推定10~11歳。

サブ子:
公園生まれの公園育ちの生粋のノラの女の子。散歩中のフランを頼って家までついてきて、結局とりアタマ家の一員となった。平たいお顔でお鼻が大きい。北島サブロー似なのでサブ子。推定3歳~4歳。

アンジー:
ブリーダーさん育ちのお坊ちゃまアビシニアンの男の子。現在2歳。おっとり天然系で、サブ子姉ちゃんが大好きだが、愛情表現が幼すぎてきらわれ気味。あだ名はねずみ男、小便小僧。

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

ひそかにつぶやいてます。

お知らせ